キャッシュレス決済サービスとして注目を集める楽天ペイ。
現金を持ち歩く必要がない手軽さが魅力ですが、キャッシュレス決済サービスで怖いのが不正利用です。
運営側も不正利用の対策は進めていますが、どんなに万全の対策をとっても不正利用を完全に防ぐのは難しく楽天ペイを利用する限り必ずリスクが付きまとうことを忘れてはいけません。
できることなら不正利用のトラブルとは関わり合いになりたくないところですが、もし被害にあってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
当記事では不正利用の被害に遭った時にすべきこと、問い合わせ先、補償などについてまとめました。
不正利用の問い合わせ先
楽天ペイへの問い合わせはメールが基本です。
不正利用が疑われる場合は楽天ペイホームページ内から移動できる「よくある質問」ページの最下部「問い合わせする」ボタンから問い合わせフォームに移動しメールで問い合わせをしてください。
どのような状況で不正利用が疑われているのか、被害金額や発生日時と楽天ペイに登録されている個人情報を添えてメールを送信してください。
楽天ペイへの問い合わせは基本的にメールのみですが、緊急を要する場合は楽天ペイのカスタマーデスクに電話で問い合わせできます。
緊急を要する場合とは楽天ペイをインストールしたスマートフォン・タブレット端末が盗難もしくは紛失した場合や間違って支払いをしてしまった場合などです。
受付時間は9:30~18:00(土日祝日も対応)までなので注意してください。
クレジットカードがすでに不正利用されている疑いがある場合はカード会社にも連絡しましょう。
連絡先は各カード会社のコールセンターになります。
- 楽天ペイの問い合わせはメールが基本です
- 緊急事態はカスタマーデスクに電話しましょう
- クレジットカードが不正利用されている場合はカード会社にも問い合わせをしましょう
すぐにすべき対処
楽天ペイの不正利用に気づいたらできるだけ早く楽天ペイに連絡してください。
連絡はメールが基本ですが速く連絡するほど不正利用被害の拡大を防げます。
緊急を要する場合は電話で連絡してください。
連絡を受けた楽天ペイ運営側は楽天ペイアプリの利用停止などこれ以上不正利用されることがないように対応してくれます。
クレジットカード会社への連絡も急がなくてはいけません。
楽天ペイアプリに登録したクレジットカードの情報が不正利用者の手にわたってしまうと被害が拡大してしまいます。
できるだけ早くクレジットカード会社のサポートデスクに連絡して状況を説明し、クレジットカードが不正利用される恐れがあることを申し出て不正利用の監視やカードの利用停止措置をお願いしてください。
クレジットカードを停止すると楽天ペイ以外での決済も当然できなくなります。
楽天ペイに登録していたクレジットカードを家賃の引き落としや携帯電話の料金支払いなど別の決済にも設定している場合はすみやかに別の支払方法に切り替えてください。
利用を停止したクレジットカードは新しい番号に切り替えて再発行されるので新たな申込手続きなどは必要ありません。
ただし、再発行手続きが終わって手元にクレジットカードの券面が届けられるまでには早くても数日、長いと10日以上かかります。
再発行までに家賃や携帯料金の支払期限が来てしまう場合は別のクレジットカードを登録するか、支払先に事情を説明して猶予をお願いする必要があります。
楽天会員情報についても確認が必要です。
楽天ペイには楽天グループで共通利用される会員情報が登録されています。
楽天会員のIDやパスワードが流出してしまうと楽天ペイ以外の楽天グループのサービスでも不正利用が行われる可能性があるため早めに対処する必要があります。
楽天では不正利用防止のために第三者からのログインを知らせるログインアラートなどのセキュリテイを上げるサービスを提供していますが、一番確実なの方法は不正利用される前にIDとパスワードを変更することです。
楽天会員情報のページから「ユーザIDの確認・パスワードの再設定」を申し込むと設定したメールアドレス宛に再設定の手順が送られてきます。
指示に従ってIDとパスワードを新しいものに変更しておけば、楽天ペイから情報が流出していたとしても楽天グループでのこれ以上の不正利用は防止できます。
- 不正利用に気づいたらすぐに楽天ペイに連絡しましょう
- クレジットカード会社にもすぐに連絡しましょう
- 楽天ペイに登録していたクレジットカードで支払い設定しているものを別の支払い方法に切り替えましょう
- 楽天会員情報の確認やID、パスワードの変更をしましょう
補償はいくら?条件は?
楽天ペイが不正利用被害にあったときの補償ですが、残念ながら楽天ペイには楽天ペイには盗難被害を補償する盗難保険が用意されていません。
盗難された端末で楽天ペイを不正利用されてしまった場合は楽天ペイの利用規約に記載されている「楽天の故意又は重過失による場合を除く」という条項に当てはまってしまうため被害は全て自己責任で補償対象外になってしまいます。
ただし、全ての被害が補償対象外になるとは限りません。
楽天ペイに登録されているクレジットカードには不正利用を補償する保険制度が用意されています。
チャージ済の電子マネーは直接的に保証されなくても、クレジットカードの伏せ利用分に関しては保険で保証される可能性があります。
クレジットカードの保証を受けるためには不正利用の被害が発覚してすぐカード会社に連絡する必要があります。
不正利用が確認されたのに連絡が遅れると必要な救済努力を怠ったと認定されて補償対象から外されてしまいます。
さらなる被害の拡大を防ぐためにもクレジットカード会社への連絡は急いでください。
実際にクレジットカード会社がどの程度の範囲まで不正利用被害を保障してくれるかははっきりしません。
不正利用によるショッピングなど被害が明確な場合は保証される可能性が高いですが、楽天ペイへのチャージが保証されるかは実際に問い合わせてみる必要があります。
いずれにしてもクレジットカード会社の保証を受けるためには必要な努力を最大限果たすことが条件となります。
不正利用が発覚したら放置せず、できるだけ急いで関係各所へ連絡し対処してください。
- 楽天ペイには盗難被害を補償する盗難保険が用意されていません
- しかし楽天ペイに登録されているクレジットカードの不正利用の補償はあります
- 不正利用が発覚したらすぐにカード会社に連絡しましょう
- すぐに連絡しないと、補償が受けられない可能性があります
考えられる手口は
楽天ペイの不正利用で考えられる手口として一番可能性が高いのが端末の盗難です。
楽天ペイはスマートフォンやタブレット端末があれば現金いらずで決済できる便利なサービスです。
逆に考えると端末さえあれば決済に利用できてしまうので、端末が盗まれてしまうとインストールされていた楽天ペイアプリを通じて不正利用されてしまう可能性があります。
盗難による不正利用を防ぐ方法としては「端末そのものをロックする」「楽天ペイの決済時にパスコードを設定しておく」などの方法が有効です。
アプリが起動できなければ不正利用される心配はありません。
盗難された端末を遠隔操作でロックできるアプリをインストールしておけばさらに安心です。
アカウント乗っ取りによる不正被害も考えられます。
不正に入手したIDとパスワードを利用して楽天ペイを利用されてしまうと本人の知らないうちに被害が拡大する恐れがあります。
特にオンライン決済では楽天IDとパスワードだけで決済が完了するので、個人情報やクレジットカード情報が流出していなくても楽天ペイを通じて高額の不正利用が実行されてしまう可能性があります。
覚えのない請求などがある場合は明細を確認しましょう。
かなり珍しい例ですが、QRコードを利用しての決済時に店ぐるみで不正な請求が行われたケースも報告されています。
店頭で決済を行った後は必ず利用金額をチェックする習慣をつけてください。
購入した覚えのないものまで請求されている場合はその場ですぐに店側に事情説明を要求してください。
話し合いで解決しない場合はすみやかにサポートまで不正利用が疑われる店名を報告してください。
- 端末の盗難
端末のロック、パスワードの設定 - アカウント乗っ取り
明細を確認しましょう - QRコードを店に悪用される
稀なケースです。決済後は金額を確認しましょう。
まとめ
当記事の内容をまとめます。
- 楽天ペイの問い合わせはメールが基本です
- 緊急事態はカスタマーデスクに電話しましょう
- クレジットカードが不正利用されている場合はカード会社にも問い合わせをしましょう
- 不正利用に気づいたらすぐに楽天ペイに連絡しましょう
- クレジットカード会社にもすぐに連絡しましょう
- 楽天ペイに登録していたクレジットカードで支払い設定しているものを別の支払い方法に切り替えましょう
- 楽天会員情報の確認やID、パスワードの変更をしましょう
- 楽天ペイには盗難被害を補償する盗難保険が用意されていません
- しかし楽天ペイに登録されているクレジットカードの不正利用の補償はあります
- 不正利用が発覚したらすぐにカード会社に連絡しましょう
- すぐに連絡しないと、補償が受けられない可能性があります
- 考えられる不正利用の手口
- 端末の盗難
端末のロック、パスワードの設定 - アカウント乗っ取り
明細を確認しましょう - QRコードを店に悪用される
稀なケースです。決済後は金額を確認しましょう。
- 端末の盗難
いくら気を付けていても不正利用の被害にあう可能性は0になりません。
被害に遭ったらすぐに対処することが最重要です。