インターネットサービス大手ヤフーが立ち上げた新たなネットショッピングモールが「paypayモール」です。

paypayモールはスマホ決済サービスとして広がりを見せている「paypay」 の名前を冠していることでも分かる通りpaypayユーザーを主要ターゲットにしています。

今後の発展を期待して家っていう希望するネットショップも多いですが、paypay モールに出店するにはどうすればいいのでしょうか?

表に簡潔にまとめると以下のようになります。

出店条件 以下のいずれかの条件を1つでも満たしていること
ヤフーショッピング出店店舗
  • 年間の流通総額1.2億円以上
  • 18年度以降に「ヤフーショッピングベストストアアワード」の受賞歴がある
ヤフーショッピング未出店店舗
  • 上場企業もしくは上場グループに属している企業
  • グループを含む企業年商100億円以上(家電カテゴリは500億円以上)
出店手数料 ヤフーショッピングの基本プランの負担料金+税抜販売価格の3%

以下の本文にてより詳しい説明をしていますので、上の表だけで解決できない場合には本文も御覧くださいね。

記事は下に続きます。





PayPayモールへの出店審査が厳しい理由

PayPayモールへの出店基準ははっきりいってかなり厳しい条件が課せられています。

ヤフーが運営するショッピングモールとしては既にヤフーショッピングがあります。

ヤフーショッピングは出店料無料など拡大方針をとっていたので比較するとpaypayモールは少数精鋭、厳選された高付加価値のショップのみで運営していくという方針が明確に打ち出されています。

ネットショッピングの最大手アマゾンは低価格と利便性で一気にシェアを拡大しましたが、現在は拡大方針の副作用ともいえる低品質のショップが問題化しています。

検索結果のトップに偽物や粗悪品が表示されるというショッピングサイトとしての信頼を著しく傷つけかねない事態も発生しており、範囲が拡大路線が必ずしも良い結果を生まないことが分かっています。

paypayモールはamazon の失敗を反面教師にしているのは明白です。

粗悪品の流通による信頼失墜を避けるため出店条件はかなり厳しく設定されています。

今後は幅広い商品を取り扱うのがヤフーショッピング、厳選されたプレミアムな商品はpaypayモールと住み分けを進めていくと予想されます。

ポイント
  • PayPayモールの出店条件はかなり厳しいと言えます
  • 幅広い商品を取り扱うのがヤフーショッピング、厳選されたプレミアムな商品はpaypayモールと住み分けを進めていくと予想されます
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    PayPayモールへの出店条件や月額料

    PayPayモールの出店審査基準はヤフーショッピングと比べてかなり厳しいものとなっています。

    具体的には以下のような条件が設定されています。

    PayPayモールの出店審査基準
    • ヤフーショッピングに出店しているストア
      • ヤフーショッピングの優良店かつ年間の流通総額1.2億円以上
      • ヤフーショッピングの優良店かつ18年度以降に「ヤフーショッピングベストストアアワード」の受賞歴がある
    • ヤフーショッピングに未出店のストア
      • 上場企業もしくは上場グループに属している企業
      • グループを含む企業年商100億円以上(家電カテゴリは500億円以上)

      以上の4項目のうち一つでも条件を満たしていればPayPayモールへの出店が可能になります。

      簡単に言うならばヤフーショッピングで高い評価 を得た実績のあるショップか大企業のみがPayPayモールへの出店が認められるということです。

      幅広いショップが出店できるヤフーショッピングとは異なり、paypayモールはショップがかなり厳選されています。

      この出店基準から考えると、ヤフーとしてはPayPayモールを厳選された商品のみを取り扱う付加価値の高いプレミアムモールとして整備しようという戦略がうかがえます。

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      PayPayモールへの出店が認められない特別条件

      上記の出店条件を満たしていてもPayPayモールへの出店が認められないケースもあります。

      PayPayモールへの出店が認められないケース
      • 指定カテゴリーにおける並行輸入品出品比率が20%以上
      • 出品に占める中古品比率が20%以上
      • コスメカテゴリーに並行輸入品を出品
      • 金券を出品

      上記の条件はいわゆる転売やせどりを防止するためのものと考えられます。

      安価な中華ガジェットの輸入販売やネットオークションやネットフリマを利用しての転売などはPayPayモールでは認めない方針だと推測されます。

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      PayPayモール出店手数料は有料

      ヤフーショッピングでは出店手数料は無料ですが、PayPayモールでは有料です。

      具体的な金額としては「ヤフーショッピングの基本プランの負担料金+税抜販売価格の3%」が手数料として負担を求められます。

      ヤフーショッピングに出店していない場合

      PayPayモールに出店すると同時にヤフーショッピングにも販売サイトが開設されます。

      現在ヤフーショッピングに出店していないショップも PayPayモールの出店時にヤフーショッピングに出店している必要があるということです。

      しかし、この際のヤフーショッピングへの出店手数料に関してはPayPayモールと統括されるため別途負担は必要ありません。

      既にヤフーショッピングに出店している場合

      PayPayモールへの出店手続きはヤフーショッピングの管理ページから行います。

      PayPayモールはヤフーショッピングの上級プランという位置付けなので管理ページ内のプラン変更ページからPayPayモールプランへの切り替えを申請することで出店申請手続き完了となります。

      無事審査を通過すればPayPayモールへの出店が完了します。

      ポイント
      • PayPayモールの出店審査基準は以下の1つでも条件を満たしていることです
        • ヤフーショッピングに出店しているストア
          • ヤフーショッピングの優良店かつ年間の流通総額1.2億円以上
          • ヤフーショッピングの優良店かつ18年度以降に「ヤフーショッピングベストストアアワード」の受賞歴がある
        • ヤフーショッピングに未出店のストア
          • 上場企業もしくは上昇グループに属している企業
          • グループを含む企業年商100億円以上(家電カテゴリは500億円以上)
      • ヤフーショッピングで高い評価を得た実績のあるショップか大企業のみがPayPayモールへの出店が認められるということ
      • 転売やせどりを防止する方針
      • ヤフーショッピングでは出店手数料は無料ですが、PayPayモールでは有料です