100億円還元キャンペーンで一気に普及したPayPay。

キャッシュバックされた金額はPayPay口座にチャージされ自由に使えますが、もし銀行口座に出金できるのであれば使い勝手は更に良くなります。

予定していた金額を使わなかった、ついついチャージしすぎてしまったといったときでも銀行口座に出金できるのなら本当の意味で現金と同様の利便性になるのですが、PayPay口座から銀行口座への出金は可能なのでしょうか?

当記事ではPayPay残高を銀行口座に出金できるのかどうか、PayPay以外の電子マネーで銀行口座に出金できるのかどうかを解説していきます。

記事は下に続きます。





PayPay残高を銀行口座に出金は可能?

結論から申し上げると、この記事を作成している現時点(2019年1月6日)では銀行口座への出金は不可能です。

PayPayアプリの残高のページには「銀行口座に出金」というボタンが表示されていますが、現時点では機能していません。

ボタンを押しても「Coming soon」と準備中であると表示されるのみで出金機能は使えません。

現段階ではPayPay口座にチャージされた金額は決済に使用することのみが可能です。

現金の引き出しや銀行口座への出金、電子マネーへの振替などはできません。

PayPayにチャージし他お金を引き出す方法は今のところ用意されていません。

チャージの取り消しも二重チャージなど明らかなミス以外のケースでは認められません。

ムダなお金を生まないようにするためにはPayPay口座へのチャージは決済に使用する金額のみに限定しておく必要があります。

銀行口座には出金できませんが 、PayPay口座にチャージしたお金は加盟店で自由に利用可能です。

PayPayが使える加盟店は拡大が予定されています。

加盟店であれば現金よりも便利に決済に使えるので、銀行口座に出金できないからといってPayPay残高が無駄になることはありません。

一つ注意が必要なのは、PayPay残高には有効期限が設定されています。

PayPay口座にチャージされた残高の有効期限は「最後に使用した日から2年間」です。

最後の使用から2年が経過すると残高が失われてしまうので注意してください。

残高の有効期限はアプリに表示されているので、こまめにチェックして有効期限切れにならないようにしましょう。

有効期限に影響する残高の変動には事前チャージした金額だけでなくPayPayボーナスで付与された金額も含まれます。

ボーナス分の利用でも有効期限は延長されるので安心してください。

銀行に出金できないなんてPayPayは不便、というのは早計です。

PayPayのように事前チャージを必要とするキャッシュレス決済の多くは銀行口座への出金に対応していません。

一部の電子マネーなどで出金に対応しているものもありますが、他のサービスと比べてPayPayのサービスだけが劣っていたり特別に不便ということはありません。

PayPay残高を銀行口座に出金は可能?
  • PayPayから銀行口座への出金はできません
  • お金を無駄にしない為にもPayPay口座へのチャージは決済に使用する金額のみにしておきましょう
  • PayPayにチャージしたお金は2年の有効期限があります
  • まだ銀行口座に出金できるキャッシュレス決済は稀です
  • PayPayだけが不便というわけではありません
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銀行口座に出金できる電子マネーは?

PayPay以外のキャッシュレス決済手段としては電子マネーが普及しています。

電子マネーも多くはPayPayのように事前チャージを必要とするプリペイド方式を採用しています。

ほとんどの電子マネーでもPayPayと同様にチャージしたお金を銀行口座に出金することはできません。

ただし、中には出金可能な電子マネーも例外的に存在します。

お金コミュニケーションアプリ「pring」は手数料0円で銀行口座に出金可能です。

pringはお店での決済以外にも個人間送金に力を入れており、ユーザー間で送金されたお金を口座に出金することで簡単に現金のやりとりができます。

出金手数料が無料なので気軽に出入金ができるのも嬉しいところです。

銀行口座への出金、という点だけで見れば現時点ではpringが最も利便性に優れた電子マネーです。

大人気SNS「LINE」がサービスを提供するキャッシュレス決済「LINE Pay」ではセブン銀行ATMを利用して自由に出入金が可能です。

銀行口座への出金ではなくLINE Pay口座から直接出入金するので、セブン銀行に口座を持っていない人でも利用できるのは大きなメリットです。

出金は1000円単位、1日の出金限度額は10000円と制限はありますが、いつでも現金を引き出せるのは大きな強みです。

例外的な方法ですが、交通系電子マネー「suica」も現金化が可能です。

suicaを払い戻すとチャージ金額は現金で返金されます。

カードを失ってしまうため気軽に出来る方法ではありませんが、どうしても現金が必要な場合の非常手段として覚えておきましょう。

なお、suicaの解約には手数料220円の費用負担が発生しますがデポジットの500円は払い戻されます。

残高が500円以下だと手数料は発生せず、残高が0円だとデポジットの500円のみが返金されます。

残高を使いきってから払いもどすのが一番お得です。

銀行口座に出金できる電子マネーは?
  • ほとんどの電子マネーがPayPayと同様にチャージしたお金を銀行口座に出金することができません
  • 出金可能な電子マネー
    • pring
      手数料0円で銀行口座に出金可能です。個人間送金も可能です。
    • LINE Pay
      セブン銀行ATMを利用して入出金が可能です。
    • suica
      デポジット500円の払い戻しが可能です。
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銀行口座に出金できるメリット

チャージ口座から銀行口座に出金できる最大のメリットは、キャッシュレス決済が本当の意味で現金と同じ使い勝手になることです。

キャッシュレス決済は小銭のやりとりなしにスマートに支払える利便性が魅力です。

しかし、事前にチャージをしなければいけないためある程度お金に余裕が無ければ自由に使いこなすことは難しいという欠点があります。

必要なときに残高不足にならないためにはある程度多めにチャージしておくことが望ましいのですが、チャージしたお金は現金のように自由につかえません

加盟店が多ければいいのですが加盟店が少なければ利用できるシーンが限られてしまい思うように残高で決済ができません。

さらに、現金と併用できない電子マネーで残高に端数が残ってしまうと端数を使うために新たにチャージしなければならず非効率的です。

銀行に出金できるのならチャージ残高は銀行口座残高と同じように扱えます。

自由に出金できるればチャージし過ぎても銀行口座に戻して引き出せば簡単に現金化できるので、あらかじめ多めにチャージしておけます。

現金以外で支払えない、という場面が来ても銀行口座に出金できれば安心です。

キャッシュレス決済中心で生活するのなら最初に高額をチャージしておき余ったぶんを銀行口座に戻す、という使い方もできます。

電子マネーの普及は拡大しているものの、まだまだ現金やクレジットカードでしか支払えないシーンはたたあります。

税金や公共料金、学費や家賃など高額の支払いに関しては電子マネーに対応していないものが多いのですが、銀行口座に出金できるのなら電子マネー口座に高額をチャージしても支払いに困ることはありません。

PayPayが銀行口座に出金できるようになり、加盟店がもっと増える日が楽しみですね。

銀行口座に出金できるメリット
  • チャージした金額が銀行口座に出金できる最大のメリットはキャッシュレス決済が現金と同じ使い勝手になる点です
  • 銀行口座に出金できない場合はチャージしたお金は現金のように自由に使えません
  • 残高に端数が残ってしまうと端数を使うために新たにチャージしなくてはなりません
  • 銀行口座に出金できれば、高額をチャージして、余った分を銀行口座に戻すことが可能になります
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PayPayも将来は銀行口座に出金できる可能性がある

現時点ではPayPay口座の残高を銀行口座に出金することはできません。

しかし、将来的には銀行口座に出金できる可能性はあります。

PayPayアプリにはすでに出金専用のボタンが用意されています。

リリースの段階で出金ボタンが用意されているのは銀行口座への出金が積極的に検討されている何よりの証拠です。

銀行口座への出金は法律もからむ問題のため対応には時間がかかる可能性もありますが、PayPay運営の方針として銀行口座への出金を真剣に検討しているのは間違いありません。

銀行口座への出金以外にも有力なのが電子マネーへの出金です。

PayPayアプリには「今後、出金できる新しい電子マネーを提供予定です」という文章が表示されています。

この文章から見てもPayPayがそう遠くない未来に出金できる電子マネーを発表するのはほぼ確実です。

この文言からすると既存の電子マネーとの連携ではなく新しい電子マネーのリリースであると推測されるのが気になるところで、時期についても未定となっています。

キャッシュレス決済に便利に使えるPayPayですが、銀行口座や電子マネーへの出金が実装されればさらに利便性は拡大します。

ユーザーとしては出金できるようになるのは大歓迎なので、良いニュースを心待ちにしましょう。

PayPayも将来は銀行口座に出金できる可能性がある
  • 将来的には銀行口座にに出金できる可能性が高いです
  • 電子マネーへの出金も有力です
  • 既存の電子マネーではなく、新しい電子マネーの可能性が高いです

まとめ

当記事の内容をまとめます。

  • PayPayから銀行口座への出金はできません
  • お金を無駄にしない為にもPayPay口座へのチャージは決済に使用する金額のみにしておきましょう
  • PayPayにチャージしたお金は2年の有効期限があります
  • まだ銀行口座に出金できるキャッシュレス決済は稀です
  • PayPayだけが不便というわけではありません
  • ほとんどの電子マネーがPayPayと同様にチャージしたお金を銀行口座に出金することができません
  • 出金可能な電子マネー
    • pring
      手数料0円で銀行口座に出金可能です。個人間送金も可能です。
    • LINE Pay
      セブン銀行ATMを利用して入出金が可能です。
    • suica
      デポジット500円の払い戻しが可能です。
  • チャージした金額が銀行口座に出金できる最大のメリットはキャッシュレス決済が現金と同じ使い勝手になる点です
  • 銀行口座に出金できない場合はチャージしたお金は現金のように自由に使えません
  • 残高に端数が残ってしまうと端数を使うために新たにチャージしなくてはなりません
  • 銀行口座に出金できれば、高額をチャージして、余った分を銀行口座に戻すことが可能になります
  • 将来的には銀行口座にに出金できる可能性が高いです
  • 電子マネーへの出金も有力です
  • 既存の電子マネーではなく、新しい電子マネーの可能性が高いです

PayPayは将来性があることが分かりますね。

加盟店が増え、銀行への出金、電子マネーへの出金が可能になるとPayPay無しでは生活できなくなってくるかもしれません。

今のうちに少額からPayPayに慣れておくとスムーズですね。

現金主義の時代は終わりました。

キャッシュレス決算に慣れていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。