ポストペイ型電子マネーのQUICPayは、チャージ不要、タッチするだけでクレジットカード支払いのできる便利な存在です。
そのQUICPayにも種類がいろいろあります。
機能別と、形状別とに種類を分けてご案内します。
いささか複雑に思えるかもしれませんが、よく見れば決してそんなことはありません。
機能で分類!QUICPayの種類
QUICPayは機能別に大別して、2種類あります。
- QUICPay(クイックペイ)
- QUICPay+(クイックペイプラス)
です。
QUICPay+は、QUICPayの制限を撤廃した拡張バージョンですが、モバイル限定です。
スマートフォン以外で使えるのは、基本のQUICPayだけということになります。
その通常のQUICPayには、利用において次の制限があります。
- 1回の決済の上限が2万円
- 支払元がクレジットカードのみ
QUICPay+の場合は以下のようになります。
- 決済の上限なし(カードの限度額による)
- プリペイドカード、デビットカード支払いにも対応
- Apple Pay、Google Payのみで利用できる
- QUICPay+加盟店のみで利用できる
QUICPay+加盟店は数が限られていますが、これが使えるお店はすべてQUICPay加盟店でもあります。
ですからApple PayやGoogle Pay以外のQUICPayでも利用はできますが、限度額2万円の制限はあります。
LINE Payで使えるQUICPayも、このQUICPay+です。
店舗に出ているQUICPayのロゴの右上に「+」が書かれている店舗が、QUICPay+加盟店です。
続いては、カードタイプ・モバイルタイプ・コイン型など形状別に解説していきます。
スポンサーリンク決済方式で分類!QUICPayの種類
QUICPayは接触式ですので、タッチができるなら決済機能を果たします。
そのため物理的な形状は自由です。
それを活かして、次のようなタイプがあります。
- モバイル(おサイフケータイ、Google Pay、Apple Pay)
- カード
- クレジットカード一体型
- QUICPay専用カード
- QUICPay(nanaco)
- コイン型
- キーホルダー型(ANA QUICPay+nanaco)
- キーホルダー型(スピードパスプラス/新規募集停止)
それぞれについて解説していきます。
QUICPayモバイル
まずモバイルです。
現在、こちらがもっとも利便性が高いものでしょう。
スマートフォンをそのまま利用できますので、申し込んでカードが届くのを待つ必要もありません。
複数の電子マネーやQRコード決済を、1台の端末で併用できるのも大きなメリットです。
多くの決済方法からQUICPayを選べるわけです。
カードタイプのQUICPay
次にQUICPayの基本としてのカードタイプ。
専用カードや、nanacoとQUICPayが選んで使える「QUICPay(nanaco)」などのカードの場合、カード本体を持ち歩かずクレジットカード決済のできるメリットがあります。
カード一体型の場合なら、レジでカードを提示して買い物をするか、自分で端末に接触して決済するかを選べます。
JCBを始め、多くのクレジットカード会社でこのカードタイプのQUICPayを発行しています。
それ以外のQUICPay
それから、特殊な形状のQUICPayもあります。
現在でも持てるのがコイン型のQUICPayコイン。
これはJCBカード(オリジナルシリーズ)の会員限定で発行してもらえます。
「ランニング時にリストバンドに装着」「コインケースに入れる」などの使い方が推奨されています。
これを持って出れば、お財布なしでコンビニで買い物ができるわけです。
変わったところでは、ANA QUICPay+nanaco。
これは、ANA JCBカード等のオプションですので、誰でも持てるわけではありません。
ANAのロゴの入った尾翼のデザインのキーホルダーです。レジでちょっと自慢できそうです。
最後に、ドライバー向けの「スピードパスプラス」。
nanacoも使える、「スピードパスプラスnanaco」もあります。
キーホルダーになっていて、これは特にENEOS等のガソリンスタンドでの決済利便性を追求したものです。
ただ給油に限らず、コンビニ等一般のQUICPay加盟店でも使えます。
残念ながら2019年6月で新規募集を打ち切りました。既存ユーザーは引き続きスピードパスプラスを利用できます。
今後においてドライブ時の給油をスムーズにしたい方は、コイン型を持つといいかもしれません。
スポンサーリンクまとめ
機能別・QUICKPayの種類
- QUICPay(クイックペイ)
- QUICPay+(クイックペイプラス)
決済方式別・QUICKPayの種類
- モバイル(おサイフケータイ、Google Pay、Apple Pay)
- カード
- クレジットカード一体型
- QUICPay専用カード
- QUICPay(nanaco)
- コイン型
- キーホルダー型(ANA QUICPay+nanaco)
- キーホルダー型(スピードパスプラス/新規募集停止)
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分に合った種類をセレクトしてください。