端末ひとつでクレジットカードやQRコード決済、電子マネーなど様々な支払手段に対応するエアペイは信頼性の高さと導入の容易さで中小店を中心に普及が進んでいます。

支払方法が多角化する中で導入コストを抑えながらさまざまな決済手段に対応できるのがエアペイの魅力ですが、エアペイを導入するためにはアカウントが必要になります。

多数の店舗を経営する経営者の方からは複数アカウントでエアペイを使い分けたい、というニーズも寄せられているようですがエアペイでアカウントを複数作成してもいいのでしょうか?

記事は下に続きます。





エアペイのアカウント「AirID」は複数アカウントが可能なのか

エアペイのアカウントは「AirID」という名称で、作成すると専用のIDとパスワードが与えられます。

AirIDの作成について一人につき1アカウントだけ、というような制限はありません。

よってエアペイでは複数アカウントが作成可能です。

ただし、AirIDを新たに登録するには新規のメールアドレスが必要です。

つまりAirID1つに対しメールアドレスを1つ用意しないとアカウントを作成できません。

同一のメールアドレスで複数のアカウントは登録できないので複数アカウントを作成する場合はアカウント数と同じ数のメールアドレスを準備してください。

同一店舗で複数のAirIDを利用し決済サービスを運用する場合は事前にアカウントと店舗の連携手続きが必要です。

連携手続きを済ませていないAirIDではエアペイの決済サービスが利用できません。

「複数アカウントは規約違反ではないのか?」と不安に感じる方も見られますが、エアペイでは複数アカウントの作成が認めており規約違反ではありません

複数アカウントを活用することでエアペイ導入によるさらなる業務効率向上が期待できます。

エアペイのアカウント「AirID」は複数アカウントが可能なのか
  • 複数アカウントを作成するのは可能です
  • AirID1つに対してメールアドレスは1つ必要です
  • 複数アカウントの作成は規約違反ではありません
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AirIDには「管理者権限」と「一般ユーザー」がある

エアペイのアカウント「AirID」では複数のアカウントを作成できます。

AirIDのアカウントは権限に種類があり、それぞれ「管理者権限」と「一般ユーザー」に分けられます。

それぞれの機能は以下の通りです。

管理者権限
  • アプリの全機能が利用できます
  • 複数アカウントの管理を行えます
  • 初めてAirIDを登録すると自動的に管理者権限が付与されたアカウントとして登録されます
一般ユーザー
  • 受付や案内、アプリ設定などエアペイの基本機能に限って操作できます
  • 管理者権限で認められる複数アカウントの管理機能については一般ユーザー権限しか有していないアカウントからは操作できません
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AirIDの「ユーザー管理」機能で複数アカウントを1つの店舗で利用する

管理者権限を持つAirIDアカウントでは「ユーザー管理」機能が利用できます。

これは複数のAirIDを管理するための機能で、この機能により複数アカウントをひとつの店舗内で有効化して利用できるようになります。

管理者権限を持つアカウントでエアペイアプリにログインするとマイページ画面に「ユーザー管理」という項目が表示されます。

ユーザー管理をタップし「ユーザーを追加する」ボタンを押すと新しいメールアドレスを利用してAirIDを新規に作成できます。

この機能により店長がスタッフのメールアドレスごとに一般ユーザー権限のAirIDを登録し店舗での決済業務にエアペイを利用する、という使い方ができます。

ユーザー管理画面からはAirIDの登録以外にもアカウントの削除や管理者権限の追加・解除も操作できます。

辞めたスタッフのAirIDを削除したり運営を任せるリーダーに管理権限を与えたりといった使い方によりエアペイの業務導入がよりスムーズに行えます。

契約者自身のアカウントに関しては管理者権限を削除して一般ユーザーに変更することはできません。

ちなみに振込通知など重要事項を連絡するメールは契約者宛に送信されます。

管理権限の有無とは無関係に最初に契約したアカウントで登録したメールアドレス宛てに送信されるので、新たに追加したユーザーにメールが送信されることはありません。

ユーザー管理機能
  • 管理者権限を持つアカウントでユーザー管理が行えます
  • スタッフが増えた場合などにユーザーを追加することができます
  • スタッフが辞めた場合などにユーザーを解除することができます
  • 新しいリーダーに管理権限を与えることができます
  • 契約者自身のアカウントの管理者権限を削除して一般ユーザーに変更することはできません
  • 振込通知や重要事項は契約者宛てに送信されます
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複数店舗を追加する方法

AirIDの「複数店舗管理」機能を利用するとひとつのアカウントに複数の店舗を追加登録して管理できます。

系列店など複数の店舗でエアペイを導入しているケースでは店舗とサービスを事前に登録しておけば同じAirIDを使ってそれぞれの店舗にログインし決済サービスを利用できます。

店舗を追加登録する方法
  1. 管理者権限を持つアカウントでエアペイアプリにログインしてください
  2. マイページ画面に「複数店舗管理」という項目が表示されます
  3. 複数店舗管理ボタンをタップし「新規店舗を追加する」を選びましょう
  4. 新規店舗作成画面に移ります
  5. 必要情報を入力して「作成する」ボタンをタップする
  6. 新たな店舗が管理対象に登録されます

なお一度追加された店舗は削除できません

誤った情報を入力してしまうと取り消しできず、新たに正しい情報を入力し直し別の店舗名を入力し別店舗として再登録する必要があります。

確認画面などが表示されないので確認が不十分のまま作成してしまうことも十分にあり得ますので、新規店舗を追加する際には注意して情報を入力し、作成する前に入力情報にミスがないか確認してください。

複数店舗を追加する方法
  • 複数の店舗を追加して管理することができます
  • 店舗を追加する方法
    1. 管理者権限を持つアカウントでエアペイアプリにログインしてください
    2. マイページ画面に「複数店舗管理」という項目が表示されます
    3. 複数店舗管理ボタンをタップし「新規店舗を追加する」を選びましょう
    4. 新規店舗作成画面に移ります
    5. 必要情報を入力して「作成する」ボタンをタップする
    6. 新たな店舗が管理対象に登録されます
  • 一度追加された店舗は削除できないので気を付ける必要があります

AirIDの「ユーザー管理」と「複数店舗管理」を連携させるとAirIDと店舗が自由につながる

「ユーザー管理」と「複数店舗管理」を連携させることで登録済みのAirIDと店舗を自由に結び付けられます。

チェーン店など複数の店舗を管理しながらスタッフが店舗専属ではなく各店を巡って働くケースなどではAirIDと店舗の結びつきを勤務ごとに変更する必要があります。

操作すればスタッフの働く店舗が変わるたびに管理者権限のあるアカウントから登録を変更することで複数のAirIDと店舗を流動的に運用可能です。

まとめ

ユーザー管理と複数店舗管理を連携するとAirIDと店舗を管理しやすくなります

複数アカウントで複数のiPad/iPhoneを利用できる?

エアペイでは決済用の端末としてiPad/iPhoneを利用できます。

同一のAirIDでログインすればひとつの店舗で複数のiPad/iPhoneを利用可能ですが、異なるAirIDだと複数のiPad/iPhoneを使って決済サービスを提供することはできません。

ただし、複数のiPad/iPhoneを決済端末として利用するには申請が必要になります。

複数のAirIDを同一店舗で使用する場合は専用カードリーダーによる決済が必要となります。

まとめ

エアペイはiPad/iPhoneを決済用の端末として利用できます。

法人ごとにアカウントを作成する

エアペイのアカウントには「個人」と「法人」の2種類があります。

運営法人が登録する場合は法人アカウントになりますが、法人アカウントはそれぞれの法人ごとに作成する必要があります。

つまり一人で複数の法人を経営している経営者がエアペイを導入する場合は各法人ごとにそれぞれ法人アカウントを作成する必要があります。

「個人アカウントを作成し複数の法人で導入したエアペイを一括管理する」という方法もありますが口座感の資金移動などが不明瞭になり法人運営として問題があります。

法人でエアペイを導入するのであれば各法人ごとに法人アカウントを作成しましょう。

まとめ
  • エアペイには個人と法人があります
  • 複数の法人を経営している場合は、法人ごとにアカウントを作成することをおすすめします

1つのアカウントで管理できるAirレジは10000台

1つのAirIDで管理できるAirレジの数には上限が設けられています。

同時に管理できるAirレジの上限は10000台までです。

10000台を超えるAirレジを管理するには新たにAirIDを作成して分割管理してください。

まとめ

1つのAirIDで管理できるAirレジは10000台が上限です

まとめ

当記事の内容をまとめます。

  • 複数アカウントを作成するのは可能です
  • AirID1つに対してメールアドレスは1つ必要です
  • 複数アカウントの作成は規約違反ではありません
  • AirIDアカウントは管理者権限と一般ユーザーに分けれます
  • ユーザー管理機能
    • 管理者権限を持つアカウントでユーザー管理が行えます
    • スタッフが増えた場合などにユーザーを追加することができます
    • スタッフが辞めた場合などにユーザーを解除することができます
    • 新しいリーダーに管理権限を与えることができます
    • 契約者自身のアカウントの管理者権限を削除して一般ユーザーに変更することはできません
    • 振込通知や重要事項は契約者宛てに送信されます
  • 服す店舗を追加する方法
    • 複数の店舗を追加して管理することができます
    • 店舗を追加する方法
      1. 管理者権限を持つアカウントでエアペイアプリにログインしてください
      2. マイページ画面に「複数店舗管理」という項目が表示されます
      3. 複数店舗管理ボタンをタップし「新規店舗を追加する」を選びましょう
      4. 新規店舗作成画面に移ります
      5. 必要情報を入力して「作成する」ボタンをタップする
      6. 新たな店舗が管理対象に登録されます
    • 一度追加された店舗は削除できないので気を付ける必要があります
  • ユーザー管理と複数店舗管理を連携するとAirIDと店舗を管理しやすくなります
  • エアペイはiPad/iPhoneを決済用の端末として利用できます
  • エアペイには個人と法人があります
  • 複数の法人を経営している場合は、法人ごとにアカウントを作成することをおすすめします
  • 1つのAirIDで管理できるAirレジは10000台が上限です

エアペイは使い方を工夫することで管理が非常にシンプルに出来ることが分かりました。

やりやすい方法に合わせた使い方をしてくださいね。