PayPayは、申込者が急増してわずか10日間で終了した20%還元キャンペーンで、大きな話題を呼びました。
お買物にPayPayが使えるお店もどんどん増えています。
QRコードで決済情報を読み取る、またはレジで読み込んでもらうPayPayは非常に手軽でシンプルな仕組みに見えます。
ですが、「クレジットカード等の決済をアプリでおこなう」「個人間で送金をする」という仕組みはすでに多数存在しています。
iDやQUICPayなどの電子マネーは、クレジットカードから即時に引落しがされるポストペイ型です。
個人間送金も、LINEPayでできます。
QRコードによる支払も、すでに楽天ペイが先行しています。
ではPay Payは、古いものを新しく見せるだけの仕組みなのでしょうか?
そんなことはありません。
仕組みは前例がすでにあるものでも、これを選んで使う際の実益はちゃんとあります。
当記事では実益の際たるものである、PayPayボーナスについて見ていきます。
PayPayボーナスとは
PayPayを利用したときの最大のメリットが、決済についてポイントが貯まる点です。
利用額の0.5%が還元されます。
これがPayPayボーナスです。
他の電子マネーと違い、PayPayではポイントとは言いません。
PayPayは機能をよく見ますと、スマートフォンで使うプリペイド型電子マネーの一種です。
電子マネーだという宣伝は一切されていませんが、この点は覚えておきましょう。
電子マネーだと認識しておけば、ぐっと理解がしやすくなるのではないでしょうか。
プリペイド型電子マネーは、事前にお買い物に使う金額をチャージしておいて、その残高によって支払をする仕組みです。
PayPayの場合、クレジットカード以外にYahooマネーからチャージが利用できるという特色はあるものの、性質はまさにプリペイド型電子マネーです。
プリペイド型電子マネーを使う場合のポイントのつき方には二種類あります。
- 電子マネーの利用時に電子マネーのポイントが貯まる
- クレジットカードのチャージによりクレジットカードの独自ポイントポイントが貯まる
以上の2種類です。
PayPayの場合、この両方が貯まる点が優れています。
いわゆる、ポイント二重取りが可能なのです。
ポイント二重取りができる、クレジットカードと電子マネーの組み合わせは、決して多くありません。
できる場合も、電子マネーとクレジットカードが同じ系列である場合が多いです。
ポイント二重取り可能なケースはnanacoやWAON、楽天Edyなどの場合が典型で、系列のクレジットカードが基本的には必要です。
電子マネーと系列にないのに、クレジットカードからのチャージでポイントが貯められるクレジットカードは、どんどん減少しています。
PayPayは、クレジットカードがYahoo系であることを問いません。
VISA、MasterCardブランドのクレジットカードからチャージするだけで、チャージ時のクレジットカードのポイント、PayPay利用時のPayPayボーナスの両方がもらえます。
JCBの場合は、チャージ可能なクレジットカードはYahooカードだけです。
ビックカメラなど独自のポイント制度を持っている加盟店では、PayPayで支払う際、さらに店舗発行ポイントも貯められるので、ポイント三重取りができます。
ポイント好きにとっては貯まらないのがPayPayだということがおわかりいただけるでしょう。
ただしクレジットカードの歴史を振り返りますと、将来的には徐々にPayPayにチャージする際には、系列のYahooカードを除き、クレジットカードのポイント対象外になっていくと思われます。
これは仕方ないことなので、それまでにたくさん使いましょう。
さて、貯まったポイントはどう使えばいいでしょう。
電子マネーの利用でもらえるポイントを、電子マネーとして使う場合は基本的にはなんらかの操作が必要です。
ですが、PayPayボーナスには、この点でも大きな特色があります。
PayPayボーナスは利用月の翌月10日にまとめてもらえますが、この際、PayPay残高として自動で加算されます。
クレジットカード等からチャージした金額(PayPayライト)と、PayPay利用によって貯まるポイント(PayPayボーナス)が一緒になるわけです。
ポイントは、たくさん貯めて、まとめて使いたい主義の人もいるでしょう。
そういった人にはいささか物足りないポイント制度かもしれません。
それでも一般的には、自動でチャージが増えるPayPayボーナスは便利な仕組みです。
- PayPayの利用額の0.5%が還元されるのがPayPayボーナスです
- さらにクレジットカードと連携している場合はクレジットカードの独自ポイントも貯まります
- つまりポイントの二重取りが可能です
- ビックカメラなど店舗発行ポイントもある場合はポイントの三重取りが可能です
- PayPayボーナスは翌月10日にPayPay残高として自動で加算されます
PayPayボーナスの貯め方一覧※キャンペーン利用でどこまで稼げるか
2018年12月13日から始まったPayPayの「100億あげちゃうキャンペーン」は大好評で、10日で終了してしまいました。
終了したということは、開始から10日で還元額が100億円を突破したということです。
このキャンペーンは、20%還元(PayPayで)されるというので、世間の注目を大いに集めたのでした。
100億あげちゃうキャンペーンは終了しましたが、2018年12月29日現在、まだキャンペーンが残っています。
- 新規登録の際の500円相当プレゼント
- 新規500円プレゼントにプラスしてもう500円もらえる
それぞれを解説していきます。
1.新規登録の際の500円相当プレゼント
ひとつが、新規登録の際の500円相当プレゼントです。
こちらは、期間を定めたものではなく、しばらく続くと思われます。
「500円相当」というのがわかりにくいですが、要はPay Payでお買い物に使える500円分の残高が、Pay Payボーナスとしてもらえるということです。
2.新規500円プレゼントにプラスしてもう500円もらえる
もうひとつは、携帯電話キャリアとの組み合わせがある場合、新規500円プレゼントにプラスしてもう500円もらえます。
Pay Payはヤフー、ソフトバンク系ですから当然ですが、ソフトバンクまたはYモバイルのキャリアの人にボーナスがあります。
ソフトバンクでは「スマートログイン」、Yモバイルでは「Y!mobileサービスの初期登録」という名称となりますが、携帯電話に連携したYahoo! JAPAN IDがあればOKです。
このIDを使ってPayPayに新規登録をしますとプレゼントがあります。
ソフトバンクまたはYモバイルユーザーがPay Payを始めるのなら、最大1,000円のプレゼントがあることになります。
PayPayボーナスは、PayPayで決済した際に利用金額の0.5%相当がもらえますが、対象外もあります。
ファミリーマート等でもPayPayは使えますが、そもそも支払えない商品もあります。
商品券やプリペイドカード、ハガキ切手印紙、公共料金などは不可です。
換金性が高いものは、他の電子マネー等でも支払えないのが普通です。
なお現在のところ、PayPayで支払はできるが、PayPayボーナスはつかないというものはありません。
- キャンペーンは2018年12月29日現在は以下です
- 新規登録の際の500円相当プレゼント
- 新規500円プレゼントにプラスしてもう500円もらえる
- PayPayで支払いができるものすべて0.5%が付与されます
- 商品券やプリペイドカード、はがき切手印紙、公共料金はPayPayで支払えませんので、PayPayボーナスもつきません
PayPayボーナスを貯める際の注意点
PayPayボーナスを貯める際の注意点を見ていきます。
まずひとつ、PayPayボーナスは性質としてはポイントですが、勝手に残高が増えるという仕組みのため、ポイント慣れしている人ほど思い違いをする可能性があります。
PayPayボーナス自体は、実は貯めることはできません。
毎月10日に前月利用分の0.5%が付与されますが、付与された後で買い物をすると、このPay Payボーナスから支払がおこなわれます。
つまり還元はありますが、大きく貯めることはもともとできないのです。
PayPayの、お買物に使える残高には、PayPayライトとPayPayボーナスとがあります。
PayPayライトが、クレジットカードやYahooマネー、銀行からのチャージ金額です。
こちらは他人への送金にも使えます。
いっぽう、PayPayボーナスはお買い物専門です。
もらったこのボーナスを、使う意思や行動に寄らずに、優先的に利用されるというのがPayPayの特色です。
有効期限もあります。
変動があってから2年経つとPayPayボーナスは失効しますので気を付けましょう。
といっても、優先的に使われる性質のものです。
2年間まったく利用しないという場合でない限り消滅はしません。
ご参考までですが、身銭を切ったPayPayライトのほうも、2年間使わないと消滅します。
損をしないためにも、お気を付けください。
- PayPayボーナスは最後のPayPay利用から2年経つと執行します
- PayPayボーナス→PayPayライト
- PayPayライトも最後のPayPay利用から2年経つと執行します
まとめ
当記事の内容をまとめます。
- PayPayの利用額の0.5%が還元されるのがPayPayボーナスです
- さらにクレジットカードと連携している場合はクレジットカードの独自ポイントも貯まります
- つまりポイントの二重取りが可能です
- ビックカメラなど店舗発行ポイントもある場合はポイントの三重取りが可能です
- PayPayボーナスは翌月10日にPayPay残高として自動で加算されます
- キャンペーンは2018年12月29日現在は以下です
- 新規登録の際の500円相当プレゼント
- 新規500円プレゼントにプラスしてもう500円もらえる
- PayPayで支払いができるものすべて0.5%が付与されます
- 商品券やプリペイドカード、はがき切手印紙、公共料金はPayPayで支払えませんので、PayPayボーナスもつきません
- PayPayボーナスを貯める際の注意点
- PayPayボーナスは最後のPayPay利用から2年経つと執行します
- PayPayボーナス→PayPayライト
- PayPayライトも最後のPayPay利用から2年経つと執行します
PayPayボーナスは意識しなくても貯まることがわかりました。
PayPayボーナスが付くだけでもPayPayを利用するメリットは十分にあるといえます。
さらにはキャンペーンやクレジットカードの独自ポイントがあるので、もはや現金払いするメリットが見当たりませんね。
勢いに乗っているPayPayを利用してお得に買い物をしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。