PayPayフリマなどの販売で利益を出すためには、販売価格と仕入れ値の差額が手数料と送料の合計より多いことが最低条件です。
販売価格ー仕入れ値 > 手数料+送料
そのために、まずは出品や販売にかかる手数料や送料について理解しておきましょう。
後半では利益を出すコツを解説していきます。
この記事の内容をまとめます。
発生する費用 |
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送料の目安 | 大きくわけて2つの発送方法があります
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利益を出す方法 |
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記事内で詳細を解説していきます。
PayPayフリマの手数料は販売価格の10%のみ
PayPayフリマで発生する費用は以下の2つです。
- 販売手数料10%
- 送料
1:販売手数料10%
出品した品物が売れた時に販売価格の10%の販売手数料がかかります。
例えば1,000円で売れた商品の場合、販売手数料100円を支払うことになります。
2:送料
手数料ではありませんが、販売手数料の他には発送にかかる送料を計算に入れておく必要があります。
PayPayフリマでは出品者が送料を負担することに決まっています。
続いては、送料の見方を解説していきます。
スポンサーリンク送料の目安
送料は慣れるまで分かりにくいと感じる方は多いのが現状です。
慣れてくれば難しい内容ではありませんので、ここで確認しておきましょう。
PayPayフリマでは大きく分けて以下の2つの発送方法から選ぶことができます。
- ヤフネコ!パック
ヤマト運輸の配送サービスです。
- ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)
日本郵政の配送サービスです。郵便局とローソンから発送できます。
すべて全国一律であり、サイズによって金額が変わります。
ここでいう、60サイズとは荷物の大きさ(縦・横・高さの合計)が60㎝以下であるということです。
ヤフネコ!パックとゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)の金額と大きさ・重さのルールの違いを比較しました。
※以下の表はすべて税込み価格です。
ネコポスとゆうパケット(おてがる版)の比較 |
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ネコポス | ゆうパケット | |
金額 | 195円 | 175円 |
大きさ |
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重さ | 1㎏以内 | 1㎏以内 |
重さはどちらも1㎏以内ですが、大きさは少し違うので都合が良い方を選択しましょう。
- ゆうパケットの方が20円安い
- ゆうパケットは大きさに関してもいろいろな形に対応している
以上の2点がポイントです。
続いては、もう少し大きいサイズの金額と大きさ・重さのルールの違いを比較しました。
ヤフネコ!パックとゆうパック(お手軽版)の比較 | ||
ヤフネコ!パック | ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版) | |
60サイズ | 700円 2㎏まで |
700円 25㎏まで |
80サイズ | 800円 5㎏まで |
800円 25㎏まで |
100サイズ | 1,000円 10㎏まで |
1,000円 25㎏まで |
120サイズ | 1,100円 15㎏まで |
1,100円 25㎏まで |
140サイズ | 1,300円 20㎏まで |
1,300円 25㎏まで |
160サイズ | 1,600円 25㎏まで |
1,600円 25㎏まで |
170サイズ | なし | 1,800円 25㎏まで |
ヤフネコ!パックとゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)の金額は同じです。
ただ、
- ゆうパック・ゆうパケット(お手軽版)の方がどのサイズも重さは25㎏まで
- ゆうパック・ゆうパケット(お手軽版)は170サイズまである
以上の2点がポイントです。
こうして比較すると同じようで、違いがあります。
ただ、ヤマト運輸や郵便局やローソンまでの距離や営業時間も重要です。
発送する商品のサイズと重さ、そして発送する時間も考慮して郵送の方法を選択しましょう。
→ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)の公式ページはこちら
スポンサーリンク利益を出す方法
まず最初に利益の考え方を解説します。
販売価格ー仕入れ値 > 手数料+送料
これが成り立たない場合は赤字です。
既に家にあって、不要になったものでるなら仕入れ値は0円と考えてもいいですね。
それでは、最後にPayPayフリマなどのフリマアプリで利益を出す方法を解説していきます。
- まとめて販売する
- 適切な価格設定
- 印象が良い写真
- 出品時間
- 実績と評価
まとめて販売する
セット売りにするなどして送料を節約しましょう
送料は販売価格と関係なくサイズで決まります。
例えば60サイズで700円の送料がかかるなら、60サイズに収まる分の商品をまとめてセット販売した方がお得です。
せっかく売れても、ほとんどが送料に取られてしまうと残念ですね。
販売価格に対して送料の比率が低い方が望ましいわけです。そのため、何とか販売価格を高く設定する工夫が必要です。
適切な価格設定
何となく値段を決めるのではなくて、まず同じ商品が出品されているかどうかをリサーチしてみましょう。
たくさん見かけるようなら、それらの価格をチェックして、その平均よりもやや高い目あたりに設定して様子を見てみましょう。
それがよく売れているようなら、「売れている価格」はいくらかなど状況を把握して、販売価格を再検討してみるとよいでしょう。
また、全く売れていないようなら安値で処分もあり得るでしょう。
出品しようとしている商品が、どこにも見かけないような商品なら、少し強気の価格設定にしておきたいところです。
価格相場も不明で、誰がそのようなものを買い求めるのか見当もつかない商品でも、売れるときには意外と売れるものです。
買い手の心理として、他で手に入らない品物なら少々高くても、購入を検討してみたくなるもので、値引き交渉で話がまとまる可能性は高いです。
印象が良い写真
オンラインでは、写真を見て取引することになるので写真は非常に重要です。
実物がいくら美品でも写真の映りが悪いと、価値が低い印象を与えてしまいます。
きれいに見せるコツは光です。
ライトアップして撮影すると印象はぐんと高まります。
「スマホで簡単に撮影して出品」ではなく、光をいろいろ方向から当ててみて、いい感じに撮れた画像を使うとよいでしょう。
買い手としては、一方向だけの写真だと、「裏側はどうなってるのか?」と心配になったりします。
いろいろな方向からの写真が買い手に安心感を与えます。
出品時間
比較的利用者が多い時間帯は決まっていると思います。
金曜日や土曜日の夜などに集中的に出品をすると多くの人に見てもらえます。
実績と評価
相手が見えないオンラインでの取引には、常に不安や不信がつきまとうものです。
丁寧で親切な対応を心掛けて信用を築いていくことは大切です。
安心して購入できる相手なら少しくらい価格が高くても、粗悪な品物をつかまされるよりましだと判断する人も多いです。