現金いらずで決済できるスマホのLINEペイ。
キャッシュレス決済はとても便利ですが注意しなければいけないのがスマホ端末の管理です。
財布を落とすとお金が使えなくなるようにスマホ端末を紛失してしまえばLINEペイが使えなくなります。
それだけでなくLINEペイが不正利用される可能性もありますが、やるべきことをやれば被害を最小限に防げます。
今回は、スマホ紛失時にやるべきLINEペイの設定と対処法を紹介します。
スマホ紛失時にまずやること
スマホ紛失時にまずやるべきこととして以下のような行動が挙げられます。
- スマホ紛失対策アプリによる現在地の確認や遠隔ロック
- キャリアの提供する紛失時サービスの利用
- お店や駅など心当たりのある場所への問い合わせ
- 警察への遺失物届け出
- 各種サービスの一時停止手続き
- SNSなどのIDおよびパスワード変更
それぞれを詳しく解説していきます。
1.スマホ紛失対策アプリによる現在地の確認や遠隔ロック
スマホをなくした時に便利なのが紛失対策アプリです。
紛失対策アプリは万が一スマホを紛失した際に被害を予防するセキュリティアプリの一種でGPSによる現在地の探索や第三者による不正利用を防止するための端末ロック、スマホに触れた人物の写真を証拠として撮影する自動カメラ機能などが盛り込まれています。
もしスマホを紛失してしまったらパソコンや予備の端末からアプリを遠隔操作することで紛失した端末の不正利用を防ぐと同時に現在地をチェックすることができます。
2.キャリアの提供する紛失時サービスの利用
紛失対策アプリをインストールしていない方はキャリアの提供する紛失時サービスを利用しましょう。
現在地の探索や端末ロックなどの機能により端末の場所を探すだけでなく被害も防げます。
キャリアによりサービス内容や操作方法が異なるので端末の紛失に気づいたときは速やかにキャリアショップやサポートに問い合わせて他臭くしてください。
3.お店や駅など心当たりのある場所への問い合わせ
紛失時対策が終わったらまずは自力で端末を探します。
利用したお店や駅など心当たりのある施設に電話をかけて落とし物として届けられていないかどうか確認してください。
電車内で紛失した場合でも駅に問い合わせれば対応してもらえます。
遺失物センターなど専門部署に連絡するよう指示されることもあるのできちんと話をして端末をなくしたことを伝えて対応をお願いしておきましょう。
スマホを紛失してしまっているので見つかったときの連絡先がない、という人は職場や実家など固定電話を連絡先に指定しましょう。
最近はメールで連絡してくれることもありますが、そういったサービスがない場合はこまめに出向いて落とし物として届いていないか確認する必要があります。
4.警察への遺失物届け出
警察への遺失物届けも必要です。
近くの交番に出向いてスマホをなくしたと届け出ましょう。
紛失の心当たりのある場所を聞かれるのでいつまで持っていたか、度のタイミングで紛失したかなどきちんと質問に答えられるよう思い出しておきましょう。
なお紛失届を出した後に駅やお店などから直接発見の連絡があり端末を受け取った場合は遺失物届けを出した端末が見つかった旨を警察に連絡してください。
連絡しないでいると本人でありながら紛失届が出されている端末を使っている不正に利用していると誤解される可能性があります。
警察以外から見つかった場合は必ず発見の報告をしておきましょう。
5.各種サービスの一時停止手続き
スマホ経由で利用している各種サービスについては一時停止手続きが必要です。
特にネットバンキングやネットショッピングなどお金の動くサービスに関してはすぐに一時停止手続きをしないと不正利用される可能性があります。
紛失時の利用停止措置に関してはサービスごとに手続きが異なるので、ホームページで手続き方法を確認し早めに対処してください。
手続きが送れると保険による損害の保障が受けられなくなる可能性もあるのですぐに手続きしてください。
6.SNSなどのIDおよびパスワード変更
SNSやオンラインメールなどネットサービスも対処が必要です。
現在利用している各種サービスのIDおよびパスワードは変更してください。
放置するとアカウントの乗っ取り被害にあう危険性があります。パソコンなどから手続きをして不正に利用されないようにしてください。
以上がスマホ紛失時にやるべきことです。
- スマホ紛失対策アプリによる現在地の確認や遠隔ロック
GPSによる現在地の探索や不正利用を防止できます - キャリアの提供する紛失時サービスの利用
現在地の探索や端末ロックなどで被害を防げます - お店や駅など心当たりのある場所への問い合わせ
電車内での紛失も駅に問い合わせをすると対応してもらえます - 警察への遺失物届け出
警察への届け出をした後でスマホが見つかった場合は必ず警察に連絡をしましょう - 各種サービスの一時停止手続き
ネットバンキングやネットショッピングなどお金が絡むサービスはすぐに一時停止手続きを行いましょう - SNSなどのIDおよびパスワード変更
そのままにしているとアカウントの乗っ取り被害の恐れがあります
LINE Payの為にすること
スマホを紛失してしまうとLINEペイが不正利用される恐れがあります。
被害を防ぐためにすみやかに対策をとってください。
- 端末がロックされているか
- サポートへの早めの連絡
- 登録口座の残高を0にする、出金制限をかける
LINEペイによる決済は基本的にアプリを起動して操作が必要になります。
そのため万一紛失して端末がロックされていれば安全であり、不正に利用されるリスクはほとんどありません。
指紋認証や顔認証など通常のロックに加え紛失対策の遠隔ロックができていればとりあえずの安全は確保されています。
さらにLINEペイは利用時に指紋認証もしくはパスワードの入力を求められるため端末の起動に成功しても不正利用されるリスクは低くなっています。
情報が漏洩していない限り不正利用される危険性は低いと言っていいでしょう。
LINEペイのためにすべきことはサポートへの早めの連絡です。
LINEペイのサポートは専用フォームからのメールかチャットのみに限られるため端末を紛失してしまうと連絡が取りにくいのですが、別の端末やパソコンを利用して早めに連絡してください。
連絡が遅れると必要なサポートを受けられなくなる恐れがあります。
もう一つできるのが連携させている銀行口座の対策です。
LINEペイでは登録した銀行口座からアプリ側の操作で残高をチャージできます。
不正利用を防ぐには登録口座の残高を0にする、出金制限をかけるなどの方法が有効です。
ネットバンクなら出金限度額の変更などが簡単にできるので必要に応じて対策してください。
- 端末がロックされているか
端末がロックされていれば不正利用のリスクはほぼありません - サポートへの早めの連絡
別のスマホやPCを利用して早めに連絡をしましょう - 登録口座の残高を0にする、出金制限をかける
ネットバンクならすぐできますし、すぐに行いましょう
不正利用されていた場合の補償
LINEペイでは第三者による不正利用によって発生した被害を補償する補償制度が用意されています。
送金、支払い、出金などLINEペイの全てのサービスが補償対象となり発生した損害の全額がLINEペイによってカバーされます。
ただし、以下のようなケースはLINEペイの補償の対象外となります。
- 被害者の責任が認められる(パスワードを他人に教えていたなど)
- 損害の発生時から30日以内に申し立てがされなかった
- 利用規約に反する使い方が確認された
保障の限度額は1事故あたり原則10万円ですが、LINE Moneyアカウントに関しては10万円を超得る損害額について個別に補償限度額の引き上げが検討されます。
ただし、LINE Cashアカウントは原則10万円が上限です。
★チェック→LINEペイの補償についての詳細
- LINEペイには不正利用による補償制度があります
- 補償の対象外になるケースもあります
- 被害者の責任が認められる
- 損害の発生から30日以内に申し立てされなかった
- 利用規約に反する使い方が確認された
- LINE Moneyアカウントの場合は10万円以上の補償を受けられるケースがあります
今後紛失した時のための対策
万が一スマホ端末を紛失した時に備えて事前の対策をしておきましょう。
端末に標準搭載されているセキュリティ機能は有効にしてください。
指紋認証や顔認証などは本人以外の不正操作を防止する強力なセキュリティです。
解除操作を面倒がって無効にしていると万が一の被害を防げないだけでなく、被害者の責任が認められるとみなされてLINEペイによる保証が受けられない可能性もあります。
端末のセキュリティは必ず有効にしておきましょう。
LINEペイアプリのセキュリティには指紋認証が利用できますが端末によっては指紋認証が使えないこともあります。
パスワードを利用する場合は第三者に推測されないものにしてください。
LINEペイのパスワードは6桁ですが誕生日や6桁とも同じ数字などセキュリティの低いものは利用しないでください。
流出防止のために定期的にパスワードを変更するのもセキュリティ向上につながります。
紛失対策アプリをインストールしておくのもいいでしょう。
紛失対策アプリはバッテリー消費や通信量の増加などマイナス要素もありますが万が一に対する備えとしてとても有効です。
紛失対策アプリでもそれぞれ機能に違いがあるので自分に合うアプリを探しましょう。
緊急時の連絡先やサービスの停止方法などをチェックしておくのも重要です。
スマホを紛失してしまったら必要な情報をすぐに検索できなくなります。
緊急時にやるべきことは事前にチェックし手帳などスマホ以外のものにまとめておきましょう。
- 事前に対策をしましょう
- 端末のセキュリティ機能は有効にしましょう
- パスワードは第三者に推測されないものにしましょう
- 定期的にパスワードを変更しましょう
- 紛失対策アプリをインストールしましょう
- 緊急時の連絡先やサービスの停止方法などをチェックしておきましょう
まとめ
「スマホ紛失時にLINEペイはどうする?すぐにやるべきことまとめ」の内容をまとめます。
スマホ紛失時にまずやること
- スマホ紛失対策アプリによる現在地の確認や遠隔ロック
GPSによる現在地の探索や不正利用を防止できます - キャリアの提供する紛失時サービスの利用
現在地の探索や端末ロックなどで被害を防げます - お店や駅など心当たりのある場所への問い合わせ
電車内での紛失も駅に問い合わせをすると対応してもらえます - 警察への遺失物届け出
警察への届け出をした後でスマホが見つかった場合は必ず警察に連絡をしましょう - 各種サービスの一時停止手続き
ネットバンキングやネットショッピングなどお金が絡むサービスはすぐに一時停止手続きを行いましょう - SNSなどのIDおよびパスワード変更
そのままにしているとアカウントの乗っ取り被害の恐れがあります
不正利用を防ぐために
- 端末がロックされているか
端末がロックされていれば不正利用のリスクはほぼありません - サポートへの早めの連絡
別のスマホやPCを利用して早めに連絡をしましょう - 登録口座の残高を0にする、出金制限をかける
ネットバンクならすぐできますし、すぐに行いましょう - 不正利用されていた場合の補償
- LINEペイには不正利用による補償制度があります
- 補償の対象外になるケースもあります
- 被害者の責任が認められる
- 損害の発生から30日以内に申し立てされなかった
- 利用規約に反する使い方が確認された
- LINE Moneyアカウントの場合は10万円以上の補償を受けられるケースがあります
- 今後紛失した時のための対策
- 事前に対策をしましょう
- 端末のセキュリティ機能は有効にしましょう
- パスワードは第三者に推測されないものにしましょう
- 定期的にパスワードを変更しましょう
- 紛失対策アプリをインストールしましょう
- 緊急時の連絡先やサービスの停止方法などをチェックしておきましょう
まさか自分がスマホをなくすなんて。。。
誰もがそう思います。
そうなる前に被害を最小限にしておくことが重要です。